2004年06月29日

スパイダーマン2

 「スパイダーマン2」試写。期待通りのデキで満足できた。
 ヒーロー勧善懲悪モノの皮を被った青春ストーリー、なのは「1」から引き続いてそうなんだが、MJとの恋愛ストーリー一色だった「1」に比べて、今作はピーター自身のヒーローとしての葛藤がかなりクローズアップされている。モチベーションが下がってスパイダーウエブの出が悪くなったりして。コスチュームをゴミ箱に脱ぎ捨てたりして。ストーリー展開的にはありふれたものなんだろうが、ちょっと笑える小ネタを散りばめながら分かりやすく見せてくれる。
 また、今作で、変身ヒーローモノもののタブーといえるような演出をやってのける点は特筆すべき。ハッと息を呑む展開。普通の変身ヒーローなら話がそこで終わっちゃうような事なんだが、今作ではそこから更に展開に深みが増す。さすがサム・ライミ!といっていいだろう。
 最近は大作の続編公開が目立っているが、はやく続きを見たいぜ!と終演後素直に思えたのは久しぶりかもしれない。万人にオススメ。

 公開は7月10日からだが、今週末と来週末の土曜日、和歌山シネマプラザ築映で先行ナイト上映。俺様はもう一度見に行くつもりだ。


  • スパイダーマン2 official
    子供から大人まで掛け値なしに楽しめる「アクションヒーロー作品」って実は結構少ないわけで。多分そこら辺は十分意識して作られているように見受けられる。分かりやすく、爽快。
  


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2004年06月26日

志磨明神亭

 なんか久し振りな感じがする志磨明神亭開催。悪天候かつ殆ど宣伝していないにもかかわらず、100人近くの枝曾丸落語ファンが集まった。もはや当初の目的である「勉強会」を凌駕し、どんどん大きくなりつつある彼の存在が実感できる。
 落語会というのは集団催眠のようなもので、客のノリがよければよいほど出演者も張り切るし、楽しい寄席となるわけだが、今回はまさにソレで、ゲストの桂三風さんや林家市楼さんもノリノリ。大満足の会となった。
 新作和歌山弁落語「ぶらくり丁へつれてって」は一作目「ぶらくり丁へいってくら」の焼き直しだが、概ね好評。地元民にとってのその分かり易さが勝因といえる。ただ、この「つれてって」一席に限っての事だが、ファンサービスとしての色がやや濃く、和歌山以外の寄席では披露しにくいであろうと思った。しかしこれも、地元のファンを大事にしたい、と願う枝曾丸の気遣いの上での選択に他ならない。  


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2004年06月25日

ルアー

 深夜、マエオカ氏とルアーを漁りに釣具店へ。釣具店は深夜でも開いているのでいいのう。
 ルアー漁りは、「釣れそうなルアー」を買う事が目的ではない。我々の場合は「ちゃんとしたバスの習性と釣り理論に基づいた上で、いかに釣れなさそうなルアー(バカ・ルアー)を使って大物を釣り上げるか」を目的とする大人のルアーフィッシングなのである。そこらへんの小僧どもと一緒にされては困る。
 結局、3店ほど周ったが目ぼしいバカルアーは見つからず、俺様はやむを得ず特売ワゴンで山積みになっていた蛍光色のビッグバドもどきを380円で購入。

 「バカルアーフィッシング友の会」会員募集中。夏ですし。  


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2004年06月23日

ホムペ

 何か最近、社会の動きに微妙に疎くなってきている気がするんだが、原因は多分、ホームページをリアルタイム更新しないためかと。
 7月、またもや大改革断行。

  


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2004年06月22日

本当のドーン・オブ・ザ・デッド

 走るゾンビが話題になっている「ドーン・オブ・ザ・デッド」、リメイク元版を初めて見た。
 正直、こっち系の映画は俺様は苦手でコレまでは全く見なかったのだが、今回ヤケに面白かった。元版は、死体が動き出して人々が大変な目にあうといういわゆる「パニックもの」ではなかったのだ。
 「死体が蘇ってパニックになっています」と伝えるパニック状態の放送局からスタートする物語。とにかく逃げようとヘリに乗り込んだ主人公たちが立ち寄ったショッピングセンターで「ここは何でもあるからとりあえず暫くしのごう」という事になり、隠れているだけでは退屈だ、と、生前の習性によって集まってくるゾンビたちをあの手この手で蹴散らしつつ、防ぎきれなくなったところでヘリに戻って「まあ仕方ないな」の捨て台詞。そしてエンディング。
 生ける屍の如く、目的も無く、ただ人の多いところに集まり、物を奪い合いただ貪り続ける。ソレを解決せず煽るだけのマスコミ。そんな現代社会への毒を満載した映画なのだ。「お前死んだ魚みたいな目してるな」を実写にする監督のぶっとびセンスに脱帽である。

 この映画以降の「ゾンビ」のスタイリングやロジックは、映画やゲーム含め全てこれに沿っている。しかしソコに込められたメッセージはだんだんと薄まってきている気はする。

  


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2004年06月20日

タクマ

 F1アメリカGPでとうとう佐藤琢磨が3位入賞。10年以上前の鈴木アグリ以来の快挙。
 佐藤琢磨は若い。だから、めちゃアグレッシブな走りをする。それが観衆の感動を呼ぶわけだが、同時に多少の危うさも感じさせる。
 まだまだフェラーリの壁は厚い。しかし焦らなくても、それとの差は確実に縮まってきている。お願いだから、長く走り続けて欲しい。

  


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2004年06月18日

レッドダイヤモンヅ

 俺の大学生時代はバブル景気真っ只中~下り頃で、岡山では車はマストアイテムだった。当時単車野郎だった俺様が下宿近くの日産レンタカーでバイトをしていたのは、休みの日、スカイラインからキャラバンまで好きな車に乗れるからだったに他ならない。
 当時、若者たちの間では、4WDに乗るのがステイタスシンボルだった。日産一本の俺様が一番欲しかったのはテラノ。しかし一般的には、金が有るヤツはパジェロ、無いヤツはハイラックスサーフ、が定番だった。街中には意味無く車高の高い車が溢れた。・・・だから俺様が社会人になって一番最初に買った車はテラノだったし、パジェロを見るといまだに「エエ車やなあ」と素直に思う(子パジェロは論外)。ちょっと「憧れ」に似た感情。
 このところ、三菱の車のリコール隠しのニュースばかりで少し悲しい。「三菱財閥のプライド」が負に働いたという、最高にカッコ悪い真実。「あれは『ふそう』ですよ」とか言うヤツがいるが、学生当時、イイ女を乗せたパジェロを横目で見ながら「フン、バスと一緒のエンジンのくせに」とか言っていたのを思い出す。本当にそうだったのかは知らないが、テラノのエンジンがダットラ(ダットサントラック)と共通だったのは間違いない話である。

 とりあえず、今さら、三菱の乗用車を買うやつはアホ以外の何者でもない。

  


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2004年06月17日

ツートップ

ぶらくり丁にツートップができたので偵察。ツレがコンビニで肉マンを買うようにデスクトップパソコンを購入。セレ2.7G、512Mメモリ、80GHDD、DVDR/RWに15インチ液晶モニタをつけてジャスト7万円だった。安すぎ。


  • ツートップ和歌山店
    もはや1から自作するのは金持ちの遊びになったように感じる。
  • 吉野家研究所
    やはり新メニューはものすごい不評らしい。「吉野家牛丼の作り方 再現レシピ」がおもろい。
  


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2004年06月16日

ハリーポッター

 泣く子も黙るハリーポッターシリーズ、イギリス映画界がハリウッドに対抗して送り出す第3作。
 なんとなくノッペリとした展開で、これぞ「ハリーポッターワールド」な小ネタが続く。中盤からハリーの両親ネタで一気に盛り上がり、そのままエンディングへ。あっそーか、ハリーの両親のことって謎だったんだねー、と俺が気付いた時にはすでに遅かった。つうか前半いらんやん、と思ったとか、思わなかったとか。
 何作まで続くんだハリーポッター。ずっとこの調子かハリーポッター。そのうち恋愛トライアングルが展開するのかハリーポッター。ファンなら見て損なし、おなか一杯楽しめるはず。ファンでない人にとっては「そうでもない」一作。

  


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2004年06月15日

パッション

 本土公開でショック死する観客が続出するなど話題満載の作品。そもそもキリスト教って何よ、を淡々と描く。杉本彩の「花と蛇」を見た直後だったから、ちとダブッて見えた。
 キリストってそもそも人だったって話で、それが、ボコられてハリツケになって、一体何なんだ、という。そういう過去の偉人(?)を「神」として今も崇め続けるキリスト教信者ってアレかも、とか思ったりする。

 映画としては、本筋にあまり関わらないと思えるショック演出が多くて、いかがなものかと思える。これさえメルギブは「必要だった」と言ってるらしいけど。

  


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2004年06月14日

杉本彩はエロいか

 最近mxからnyに全面的に乗り換えた。めちゃ効率アップした、おかげかどうかは知らないが、世間的にほとんど話題に上らなくなった杉本彩主演「花と蛇」をやっと見た。
 杉本彩がここまでやるとやはりエロい。重要なのは「杉本彩が」である事は言うに及ばないだろうが、前張りしてようがしてなかろうが、映像が禍々しかろうが、彼女の裸はやはりエロい。そして、巷の男衆の妄想どおりの体のシルエットは素晴らしいと言わざるを得ない。まあ逆に言えば、この映画の見所はソコだけだ。ストーリーについてはお察し下さいな感じ。


  • 花と蛇 offisial
    「杉本彩」としての商品価値を一気に花開かせ、そして散らせた。ぶっちゃけ、劇場公開などする作品ではない。芸術?アホか。
  


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2004年06月08日

窪塚の水平投射問題

水平に飛び出したと仮定した場合の初速を求める。

鉛直方向に h(m) 落下するのに要する時間を t(sec)、重力加速度を g (m/sec2) とすると

h = (1/2)gt2 より

t = sqrt(2h/g)

この時間 t(sec) で水平に d(m) 進んだので、窪塚の初速 v(m/sec) は

v = d/t = d/sqrt(2h/g) = 9 / sqrt(2 * 25 / 9.8) = 3.98(m/sec)

3.98(m/s) = 238.8(m/m) = 14.328(km/h)

。。こいのぼりを外そうとして誤って時速14.3kmで飛び出すというのは普通ありえない。むしろ前方仰角45度あたりにおもいっきりジャンプしたと考えるのが妥当。

  


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2004年06月07日

永遠ラブリン(∂∇<)/

 ぶっちゃけヤバい。先日深夜JCOMで偶然見たアイドルPVが頭を離れない。同じ腐れフレーズが無限ループしている。可愛げなルックス。どうしようもない振り付けと歌唱。歌詞なんて全く伝わってこない。確信犯でわざと変則リズムな間奏。今時有り得ないティンパニ(コレが一番影響大)。何者だ、と思い調べた。
 名前はこれまでに聞いたことあったが、どうせ東京の地下アイドルかなんかだろうとコレまでは全くのノーマーク。この曲以外にもリリース曲があったので某ソフトで取り寄せ聞いてみたが、今回の曲ほど際立ったものはない。こ、こいつあ奇跡の一曲だ・・・・。はっきり分かった事は、俺様はまんまと演出に乗せられているという事。

 彼女の名は小倉優子。曲名は「永遠ラブリン(∂∇<)/」正式タイトルも顔文字込みである。イタい。イタすぎる。でも俺様のニコチンに汚れた脳髄は明らかに反応したのだ。してしまったのだ。いと~し~いラ~ブリ~ン(ドコドン)。ヤバい。ホームラン級にヤバい。

 俺、疲れてるんだよな、多分。


  • 小倉優子
     ラブリン、ヒットしてないの?奇跡の一曲なのに?そうなの?ちぇー(∂∇<)/(うぷぷ) 音盤初版はPVのDVD付だ。いっぺん見てみ。私はファイルゲット。買うわけないやろ。
  


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2004年06月05日

ブラックバス

 本気で何年かぶりにブラックバス釣りに出動。朝3時に大塔村・合川ダムへ。友人が借りてくれていたボートに6時に乗り込み、夕方3時まで岸に戻らず。ジグで底モノを狙うのは卑怯だ、という持論の友人に従いトップねらいで頑張ったが釣果はゼロ。天気がメチャ良かったことと小船の揺れが気持ちよく、俺様はほとんど寝ていたからだ(だから写真もない)。まあいいリフレッシュになった。


  • おおとう山遊館
    バス釣り野郎たちのメッカ。ボートもここで貸してくれます。
  


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2004年06月04日

シルミド

 こういう映画が韓国で非常にウケる、というのは、要するに、韓国国民がこういうのを求めているちゅう事だと思う。当時は大変だったんだよ、な、こういう事件もあったんだよ、泣かせるよねー、でもほら、最近は平和でよかったよねえ、という。老人が昔話をして勝手に涙にくれる図に似ている、というと叱られるかな。
 ひとつの民族が他国の都合で勝手に分断され、なぜか敵対していた(させられていた)という事実は確かに悲劇だ。しかし、それを映画化するときに、スパイだの暗殺だの戦争だの、をモチーフとして描く韓国映画はもうちょっと食傷気味かも。韓国国民が見て共感を覚えるのは当事者であるからであり、逆に言えば、日本映画の多くが日本人の嗜好に合わせて作られるように、こういう映画は韓国国民のために作られた映画だと思えるわけで、同じ様なパターンの映画を安直に輸入して「泣ける!」という前打ちで日本でガンガン公開するのはもうそろそろ止めないかと。
 まあ、韓国の映画パワーは凄いものがあるのは確かで、そろそろ違うパターンで南北問題をえぐる作品が出てくるはずとは思う。きっと、日本人でも無条件で大泣きしてしまう映画が作られるのは時間の問題だろう。

 この作品について言えば、まあストレートなストーリーで悲劇的な展開が見る者をつらい気持ちにさせるが、せめて人目につくところで死のう、と暴走特攻する最後は、ちょっと共感できない。


  • シルミド  official
     有る意味突っ込むところのない映画で、記録映画ぽい視点で見る分には遜色ない。
  


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2004年06月03日

天国の本屋 恋火

 天国でこうなってて、下界ではこうなってて、そのうち2つが重なって、ハッピーエンド。俺はこういう作品を「竹内結子パターン(pat pend)」と名付けたい。なんせ竹内結子の映画。ぶっちぎりに出っぱなし。彼女のファンならこの映画で飯が食える。間違いない。
 ストイックなストーリー展開のオーラス、オチが非常に良い。激しく打ち上げられる花火。浜に突然生えたグランドピアノが奏でる組曲。ラスト一瞬で満開になる恋愛。松任谷由美の軽薄すぎる歌声。巷の恋人たちが求めるシチュエーションがそこにある。香川照之はどうでもいい、ヤツはストイック過ぎるし、美しくない。

 今、世間では「世界の中心で愛を叫ぶ」が大ヒットしているので、その陰に隠れてしまいそうなのがやや勿体無い。

  


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2004年06月02日

下妻物語

「ヤバイ。ヤバイ。 油断するな!!」・・・哀川翔

 ズバリこういう事だ。意表を突いてオモシロイ。出てくるキャラが全てキワモノなのだが、みな魅力的に見えた。ドタバタのはずなのに妙にサラッとしていて、全体的にテンポも良く見やすい。この作品の監督はもともと特撮系CMのディレクターで、なるほどな、と思える仕上がり。
 同じく「初めて映画監督しました」系のウタダ夫作品に比べると、小品であるけれども映画としてのデキは明らかにこちらの方が良い。
 お奨めできる。ぜひ劇場で大笑いして欲しい。

  


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