2004年01月13日

バカパワー

 炸裂するバカ力、奔走する無駄なエネルギー、そこら辺のベクトルの向きが、俺様より若い世代のどこかを境にして変わってきているのは確実だ。

 良識派が成人式のくだらなさについて声高に論じたりしているが、どのみち社会的責任のない若造がやることなのだからバカ丸出しでいいと俺様は思っている。所詮仕送りをもらってる奴等がほとんどなのだ。今バカをやっておけばいい。問題はそのエネルギーだ。善にも悪にもならないその力だ。

 俺様は大学生の頃の事を忘れないだろう。何をしているのかという意味を問う前に、何も恐れないというエネルギーが爆発していたから。成人式でネクタイを締めて初めて親の前に立った俺様は、ここは大人らしく振舞ってやろう、と思ったものだ。そして400ccにタンデムで会場に向かった。式典はつまらないのが分かっていたし、別に厳粛な気持ちでもなかったので、ハナから会場には入らなかった。他の奴等もそうだったらしく、式典が気に食わないものは入場を拒否し、すなわち、式典は厳粛に問題なく進められたようだった。

 自分の時代はこうだった、なのに君たちはなどとレベルの低いことを言うつもりはない。ただ、それで面白いんですかと問いたい。その溢れるパワーをもっと皆が面白がれる方向に向けませんかと。

 会社をいくつも歩き回ってひとつも内定を取れない、そんな状況はつらくて腹も立つだろうが、本音を言えば、それは別にたいした事ではない。若い爆発力とその無謀さがあれば、どうやってでも生きていける。誰かと一緒に面白がる事、それができればたいてい乗り越えれるし、君らにとってそれほど難しい事ではないだろう。

 大人たちが気に食わないなら奴等の話など聞くな。あと5年頑張って議員になり国を君ら好みのカラーに変えろ。それができないのなら最低限誰にも迷惑をかけないところで騒いで熱が引くのを待て。



Posted by たおまさ at 23:55│Comments(0)
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