1999年08月04日

展開

 きょう身内の一人が救急車で日赤に運ばれた。診察の結果心臓疾患で生命が危ぶまれたが、それを若い女医が救った。

 「症状と診察の結果から、心筋梗塞です」と言われた時に一瞬覚悟をしたという父は黙って誓約書にサインした。僕はとっさに身内が死ぬかもしれないと言う緊急状況を理解できなかった。女医の説明のクールさがそうさせた。
 それからオペ室の前で待たされること数時間。僕の頭の中は、考えることもなく心配もなく、ずっと白かった。出てきた身内は笑っていた。父が泣いていた。僕はやっと終わった、と思った。
 オオタ先生、今は心から感謝しています。




Posted by たおまさ at 17:36