1999年07月14日

多少混乱

 部屋中の時計を止めたって朝は構わず訪れるわけで、そして昨夜誓った自分からまた一歩遠ざかってしまう。毎日毎日相変わらず溜息の数は増えていくのだが、一つづつ片付けずに忘れようとするばかりの今日この頃。このまま人は汚れてゆくものなのか。虚しさを重ねるために明日を待つのか。やがて逃げるのに馴れてしまうのか。そんなふうにすっかり濁ってしまった僕の瞳は、もう貴方の笑顔を映せそうにない。

 あの山に登れば何かが見えるとずっと思ってはいるけれど、いざとなっては僕にはそんな勇気などありゃしない。今日も夕暮れまで見上げただけで終わってしまったわけで。今歩き出すべきなのか、逃げ出さなくちゃいけないのか、自分自身それさえ区別が付けられなくなってしまった。

 きっと僕らは人より運がいいはずだからいつか何かが見つかると思っていた。しかしBrother、貴方に伝えられる事があるとすれば、仕事のサボり方とケンカで逃げる方法くらいのものだ。


Posted by たおまさ at 17:17