1999年06月16日

量産

 無言で車を走らせながら考えていた。
 僕は最近思い出を量産している感じ。
 助手席の姿は僕にとって極めて自然。
 例え僕以外には不自然に映っても。

 どんなに非道く言ってもついてきてくれる君を
 僕はとても有難いと思っている。
 たまに言いすぎる僕のことは君も
 手加減しながら聞いてくれ。
 先々のファインダーに僕は君を無理矢理押し込む。
 わりいな、いつも。
 君が切り取った写真のいくつかの片隅にも
 僕が写っていますように。


Posted by たおまさ at 15:26