1999年06月04日
立ち上がり重視
コーナーが迫ってくる。すかさずブレーキング。スローイン・ファストアウトの原則に忠実に、ここで十分に減速してフロント加重の状態を保つことがハイサイドを防ぐために重要だ。右手のひねりを残したまま左手でクラッチを切ると、タコメーターの針が一気に跳ね上がる。そうしてエンジン回転を高めておいてから素早くギヤを1速落としてクラッチを繋ぐ。このクラッチミートとエンジン回転を上手く合わせるのが乾式クラッチのコツだ。
ハンドルバーはそのまま、体重移動に併せて車体をインにハングさせる。リヤタイヤががっちり路面をグリップする。パワーオン。リヤに加重が移動し、まるでフロントを中心にリヤが弧を描くような感覚。その駆動力に押し出されるようにコーナーを一気に立ち上がる。
なぜオートバイにこだわるのか。それは、車体を操ることの醍醐味が四輪よりダイレクトに感じられるからだ。
ライダーの意志をオートバイに伝える方法は大きく分けてしまえば4つ。走るためのアクセルワーク。曲がるときのステアリングワークと体重移動、そして止まるためのブレーキングだ。この4つの操作を複合させたライダー理想の状況がコーナリングなのである。
そこに、シフトワークというライダーとオートバイのコミュニケーションツールが加わって、曲がる楽しみは想像以上に膨らむ。
オートバイのポテンシャルを最大限に引き出す。そのためにライダーは腕を磨くのだ。
なぜオートバイにこだわるのか。それは、車体を操ることの醍醐味が四輪よりダイレクトに感じられるからだ。
ライダーの意志をオートバイに伝える方法は大きく分けてしまえば4つ。走るためのアクセルワーク。曲がるときのステアリングワークと体重移動、そして止まるためのブレーキングだ。この4つの操作を複合させたライダー理想の状況がコーナリングなのである。
そこに、シフトワークというライダーとオートバイのコミュニケーションツールが加わって、曲がる楽しみは想像以上に膨らむ。
オートバイのポテンシャルを最大限に引き出す。そのためにライダーは腕を磨くのだ。
Posted by たおまさ at 15:14