1999年04月03日
悪い噂(僕にとって)
噂は荒れ野を駆け巡り、終に僕の処へ。「知ったこっちゃないよ、今はこっちに忙しいんだ」とデスクでうつむいてしまった。知らなかった噂を知らされるのもアレだが、何と無く分かっていた事を改めて他人の口から言われるのも自分的にショックは大きい。「へえ、そんな事もあるもんなんだな」というそれは自分的最上級の強がりだった。
だからってワケじゃないが、今夜はトビキリの女性に夜遅くまで付き合って貰う。私もおなか空いてるんだ、明日は休みだから、私もムシャクシャしてるから、そう言いながら決してこちらの胸の内を探ってこない彼女。そして、少ないメニューの全てを注文して見せ「お支払いは出来るのかしら?」よいですなあ。素敵でした。正直一瞬身を預けたくなったが、そんな彼女の気遣いに甘え切ることは出来なかった。それも自分的最上級の強がりだった。
彼女を送った後、家の近くまで辿り着いたところで車の前タイヤが大きな音を立ててパンクした。路肩のクギを拾ったらしい。「パンッ」カウントダウンスタートの号砲だった。
彼女を送った後、家の近くまで辿り着いたところで車の前タイヤが大きな音を立ててパンクした。路肩のクギを拾ったらしい。「パンッ」カウントダウンスタートの号砲だった。
Posted by たおまさ at 13:54