1998年12月20日

クリスマスライト

 闇夜を横切る光。まるで櫛のようにガタガタになって崩れそうな壁の影で子供は泣いていた。その子供を神の裁きからかばうかのように母親が覆い被さり、何かを叫んでいた。母親の声は聞こえなかった。

 ミサイルの光がまるでクリスマスツリーだな、と小声で呟いてみた。

 「平和とは、戦争と戦争の間の休息である」という言葉を思い出した。クリスマスの平和を歐化する日本。我々がシャンペンを空けているうちに、どこかの人が戦争で死んでゆく。

 気が済むのならフセイン1人をピンポイント爆撃して下さい。


Posted by たおまさ at 13:35