1998年05月08日

名も無き詩人

これだという満足感もなく
付け足す言葉も見当たらず
消しゴム付きのエンピツと
目覚し時計の秒針が
規則正しく騒いでいる
曇りガラスに映る写像は
拔け殼のように色あせて
誰の心にも刺さらない
みっともない詩人が居てはいけないでしょうか



Posted by たおまさ at 11:08