1998年02月04日

バタフライナイフな立春

 このところ、刃物を使った若い世代の犯罪が多発している。そして、それらの犯行の多くで使われていた「バタフライナイフ」がスポットを浴びている。

 バタフライナイフとは、柄の部分が上下に分かれる折り畳み式のナイフで、片手で刃を飛び出させるアクションが「かっこいい」と、若者の間で最近人気が出てきた代物である。レオナルド・ディカプリオが主演した映画「ロミオとジュリエット」の乱闘シーンにも登場し、人気タレント・木村拓哉がドラマの中で持っていたということも人気に拍車を掛けているらしい。
 私が中学生の頃、ナイフなどの凶器を持ち歩いている奴はツレにも居た。煙草を学校に持ってきている奴も居た。しかし学校では、服装検査、持ち物検査が頻繁に行われ、生徒指導の先生に見つかると不良も優等生もシバキ廻されたものだ。今となってはいい思い出になったが。しかし最近は、生徒の人権とか何とかで、服装検査は一切行われず、生徒をシバキ廻すなど以ての外だという。
 生徒の人権について騒ぐのは、大抵が親だ。親は、学校に通わせているなら指導の内容は手法は学校に一任すべきで、子供が殴られたからといって学校に文句を言うのはナンセンスと私は思うのだがいかがか。
 学校も、先生が生徒に怪我させられてはたまらない。持ち物検査ぐらい、学校の権限でやればいい。生徒を疑う。先生の護身のために行う。それで何が悪いというのだ。警察も街頭に置いて不審な少年に対してはばんばん職務質問を行って行くらしい。先生達も職務という自覚を持て。
 節分を終え、今日は立春。春の訪れを予感させる時期になった。久しぶりに笑って挨拶をした気がする。



Posted by たおまさ at 09:37