1997年11月30日

小学1年生の女の子殺される

 小学1年生の女の子が同じ団地に住む男に殺害された。

 団地の階段で母親の帰りを待っていた女の子は、両親と顏見知りの,近所に住む男に「寒いから中に入りなさい」と声をかけられ、何の疑いもなく部屋に入った。イタズラされそうになったため嫌がったところ、手とベルトで首を絞められ殺害された。遺体は冷藏庫の野菜室の中から折りたたまれた形で發見された。
 女の子の、それも小学生の首を知っている人は分かると思う。それを握りつぶすように締めて殺害した。
 女の子が居なくなった次の日、街を挙げての大搜索が行なわれたが、犯人はそれに自治会副会長として参加し、陣頭指揮を取っていた。彼には被害者と同じ歳の子供が居た。クラスメイトだった。
 この事件は、お互いの信頼関係を根幹とするご近所同士からなるコミュニティの崩壊を意味し、現代社会の腐った部分を暗示するものだ。誰を信じればいいのか。大人が迷ってしまう事を、子供が判断できるはずもない。


Posted by たおまさ at 04:13