1997年07月10日

虚ろな親達

 きょう夕方、茨城県守谷町のパチンコ店駐車場で、乗用車内に残された女児2人がぐったりしているのを、パチンコ中に様子を見に来た母親が見つけた。2人のうち生後10カ月の二女が熱中症などのために死亡、1歳10カ月の長女は重体。

 取手署は、パチンコをしている間、女児2人を5時間以上も車内に放置していたなどとして、保護責任者遺棄致死傷の疑いで、女児の父親23歳を逮捕した。

 調べによると、父親は午後2時15分ごろから7時半までの間、長女と二女を、屋根のない駐車場に止めた乗用車内に残したまま妻27歳とパチンコをし、二女が死亡するなど保護を怠った疑い。

 父親は、女児2人をチャイルドシートに座らせ、エアコンを18度に設定。午後5時ごろ、道子さんが様子を見に行ったが、2人とも寝ていたので、さらにパチンコを続けた。午後7時半ごろ再び見に行くと、エンジンはかかっていたがエアコンが切れて車内は熱くなっており、二女はすでに死亡していたという。

 水戸地方気象台によると、9日の守谷町周辺の最高気温は約30度だったという。

 パチンコするのにわざわざ子供を連れてきてしまう虚ろさと、もしエアコンのスイッチが切れたらどうなるかを予知できない浅はかさ。こんな親の元に産まれた子供達が可哀想だ。


Posted by たおまさ at 01:05