2006年07月09日

たよりが届く

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えらい久しぶりだった。どこで見つけたんでしょうかボクのメールアドレス。ひょんな相手から短いメールが届いていた。

他人に影響を与えられるのは気持ちいい、とか言いながら、これまでそれほど他人の人生に影響を与えず生きてきたボクではあるけれども、ま何かは知りませんが、なんかのキッカケで、ボクのことを思い出して連絡を取ってくれたのが、何となく嬉しくてですね、ああ君は憶えていてくれたのですかと、ボクは君の中に何かを残していたんですねと。

人の記憶って面白いと思う。誰かの事を憶えている、死ぬまで絶対忘れないと思う、例えばそういう人がいたとして、本当にその人の事を憶えているのかとふと考え直すと、顔さえちゃんと思い出せない事ってある。顔も声も、はっきりと思い出せない事がある。でも確かに憶えている。じゃあ一体その人の何を憶えているのか。

頭の中の机には二度と開けない引き出しみたいなのがあって、古くなった記憶が自動的にそこに入ったり、無理にそこに何かを押し込めようとする。机の上には、その二度と開けない引き出しの中身の目録が貼ってある。

そういやその時引き出しに石ころを入れたんだ。その石ころが、ただの石ころだったのか、磨けば光る宝石だったのか、今となっちゃあ知るすべは無い。



BGM:楓/スピッツ おそらくここを見ているであろう君へ。

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Posted by たおまさ at 08:48│Comments(0)Diary
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